ライトコインとは?

元Google社員でもあり、世界最大規模の仮想通貨取引所、Coinbase(コインベース)の元開発責任者であるCharlie Lee(チャーリー・リー)氏によって開発された仮想通貨。
ビットコインがデジタルの「金」であるならば、ライトコインは「銀」になることをコンセプトに開発が開始された


価格推移(LTC/JPY)

現在価格 1時間前比 前日比 年初比

「ビットコインは金、ライトコインは銀」その真意とは?

ライトコインはビットコインの課題を解消するために、2011年、ビットコインのプログラムを元にして開発されました。

開発者であるCharlie Lee氏の発言でもある、「ビットコインを金と例えるなら、ライトコインは銀を目指す」というコンセプトからも分かるように、ビットコインと競合する意図はなく、ビットコインの相互補完的な役割を目指していることが分かります。ライトコインは腰の重いビットコインコミュニティに比べて、新しい技術の採用を積極的に行っています。

ビットコインのコードをベースにしているため、基本的なシステムは変わりませんが、大きく分けて3点、ビットコインと異なる点があります

ビットコインとライトコインの違い(3点)

違い(1)コイン発行上限

8,400万LTCと定められています。ビットコインは2,100万BTCですので、発行枚数はビットコインの4倍ということになります。

違い(2)ブロック生成間隔

ビットコインのブロック生成間隔は約10分程度に調整されているのに対し、ライトコインは約2.5分程度に調整されています

簡単に言うと、ブロックチェーンの仕組みでは複数のトランザクション(AさんからBさんに○○BTC送金する等の情報)等を1つのブロックにまとめて取引を成立させていますが、その1つのブロックが作られる時間がビットコインでは約10分、ライトコインでは約2.5分ということになります。

取引を成立させる時間がライトコインの方が早いということを意味しますので、より決済に向いているということが言えます。

決済は早く済む方がいいんだから、2.5分と言わずもっと早くすればいいのでは?

と思われるかもしれませんが、ブロックの生成間隔はセキュリティとトレードオフと言われていますので一概に早くすればいいというわけではないようです。

 

違い(3)マイニングのためのアルゴリズム(ハッシュ関数)

ビットコインはマイニングをする際に「SHA-256」というハッシュ関数、ライトコインは「Scrypt」というハッシュ関数を用いています。

ハッシュ関数といきなり言われても、何なの?

と思われる方も多いかとと思いますので極めて簡単にご説明します。
※正確には細かいニュアンスが異なる可能性もありますがご了承ください。

先にブロックの生成間隔をご説明する際に、「複数のトランザクション等を1つのブロックにまとめて取引を成立させている」と書きました。

これについてもう少し分解してご説明すると、「ハッシュ関数」というワードを知ることができます。

 

マイナーは何をしているのか?

取引を成立させるにあたっては、マイニングをしているマイナーが「複雑な計算」をしているということは、ビットコインやビットコインキャッシュをご説明した際にご説明しました。

この「複雑な計算」とは何をしているのか、かいつまんでご説明します。

 

中学生くらいの時、f(x)=yのような関数をよく見たかと思います。

ある関数[f(function)]に[x]という値を代入すると[y]という値が得られるということですが、ハッシュ関数もこの考え方をベースに考えることができます。

ハッシュ関数は複雑で、ある[x]という値を入れた時に吐き出される[y]は[glao391kamiagk1oabikambj775jak・・・]のような一定桁のランダムな値になります

[x]に少しでも違う値をいれると、[kama91kj8ajlroak8kakaundhey2h7・・・]と先の値とは似ても似つかないランダムな値が生成されます(推測できない)。

 

[x]は数字だけではなく、文字なども入れられます

 

ビットコインやライトコインの場合、この[x]に該当する値はブロックに取り込まれた複数のトランザクション等です。

そしてマイナーはハッシュ関数にトランザクション情報等の[x]を代入して、ある値[y]を求める作業を行っています。

トランザクション等[x]をそのままハッシュ関数に代入すると、おそらく当然のように[847t635djjanay16ahfya89aktuaha・・・]のようなランダムな[y]が生成されるわけですが、

この[x]にある値[n]を加えて計算すると、たまたま[00000000000085jajajaneuay174ja・・・]のような「ある値以下の値」が偶然発見されることがあります

この偶然発見される「ある値以下の値」になるために[x]に加える値[n](ナンスといいます)を一番最初に見つけたマイナーにはマイニング報酬が与えられます。

 

マイナーはこの「ナンス」を見つける作業を延々とやっているということになります。(延々といっても約10分に1回ナンスが発見され、次のブロック生成に移るわけですが)

これは気の遠くなるような計算量になるため、マイナーは高性能なコンピューターを何台も使ってマイニング作業を行っています。

最初はビットコインもマイニングする人が少なかったこともあり、手元のパソコン(CPUベース)などでマイニングができたようです。

しかし高性能なコンピューターの方が膨大な計算ができ、マイニング報酬を得やすくなりますので、GPUやASICを搭載した高性能なコンピューターによりマイニング競争が進められるようになります

ビットコインで採用されている「SHA-256」というハッシュ関数はGPUやASICを搭載したコンピュータでマイニングすることが可能であるという特徴がありました。

このような高性能なコンピューターはコストも膨大にかかりますので、資本力のある一定のマイナーにマイニングする能力が偏ることになります

これは非中央集権的な運営を目指していたビットコインにとってはあまり望ましくないことでした

そこで注目されたのがGPUやASICでマイニングができなかった「Scrypt」というハッシュ関数であり、ライトコインはこのハッシュ関数を採用することになります。

しかし現在ではScrypt用のASICが開発されてしまった結果、ASICベースでのマイニングが可能になっており、当初の目論見は外れてしまっているようです。

ビットコインのテスト的な位置づけ?

ライトコインはその成立ちやコンセプトから、ビットコインのシステムと親和性があります。

しかし、良くも悪くもコミュニティの規模感はビットコインより小さいため、ビットコインで実現しにくいアップグレードをいち早く取り入れることができるという特徴があります

例えば、ビットコインにはスケーラビリティ問題があり、その解決方法に対してはコミュニティ内での意見の対立があり、なかなか前に進めないという状況がありました。
※スケーラビリティ問題についてはこちら(ビットコインキャッシュの説明)をご覧ください。

しかしライトコインにおいては、この問題に対していち早くSegwitを実装するなど、腰の重いビットコインのコミュニティに先駆けてアップグレードを行うことができています。

また、第三者の仲介なく、異なる仮想通貨間で取引が可能になるアトミックスワップの実験にも成功しており、ライトコインコミュニティだけではなく、ビットコインのコミュニティでも大いに話題になりました。

ライトコインの将来性

先に述べてきたように、ライトコインとビットコインは相互補完的な文脈で語られることも多く、技術的なアップデートはフットワークの軽いライトコインから採用される傾向にあります

ビットコインのコミュニティが揺れたりすると、価格的な面でも不安が広がることがありますが、ライトコインはその受け皿として機能することが期待されていました。

しかし2017年8月にビットコインキャッシュが誕生すると、その存在感が以前より弱まってしまったように思います

これはビットコインの課題を解決するための新しい試みとしてビットコインキャッシュが誕生したという経緯もあり、ライトコインの位置づけが不明瞭になってしまったという側面もあります。

仮想通貨はまだ始まったばかりの技術であるため、どのように状況が推移していくのかは注視する必要があるでしょう。

しかし今後もライトコインはビットコインやビットコインキャッシュでは対応しにくいことに取り組みながら、それらの補完的な位置づけとしても存在し続ける可能性が高いと思われますし、ライトコイン独自の道を見つけ出す可能性もありますので今後の展開には期待したいところです。

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